1.骨抜き機の必要性

  1. 1998年に病院用食材として‘骨なし魚:たちうお’が引き金となり、骨を取らずに食べられることから、子供からお年寄りまで安全・手軽さの面で、産業給食・学校給食・惣菜等の食品関連に採用され始めました。
  2. 水産加工関連は、自動化が難しく人の手に頼っています。近年は、受注から出荷までの期間が短く多種多様化しているため、在庫が持てない状況でもあります。繁忙期になると工場近郊のほとんどすべての女性たちがパートとして仕事をするため作業者の確保が難しく、さらに、作業品質が個人に左右されるため、少しでも機械を使って作業の効率化と人為的作業の品質の一定化が強く望まれています。
  3. 現在、骨を抜く方法としては、エアーニッパー、ピンセット等を使用して骨を一本一本引き抜いています。引き抜く角度が担当者によって違うため、身切れ(不良)を起こしてしまう。骨を摘んだら一定方向に引き抜ける構造が可能になれば身切れの問題はかなり解決できる事が予想されています。骨抜き機により、抜きの角度が一定に保てるため、作業者に左右される事はありません。
  4. 骨を抜いた表面がザラザラしていたり、表層を削った程度(1,2mm)なら問題はありませんが、深く身が切れてしまっていると不良となってしまいます。表面のザラザラは、骨抜き機にて定量化が可能になりました。

2.抜け具合

アトランティックについては 9割以上
トラウトについては、5~6割以上

生タイプでは抜きが良くない

ベニザケについては全くだめである

※骨の付きと太さが他のタイプと違い抜けにくい構造的となっている

3.弊社骨抜き機の特徴

  1. 魚の種類により骨の構造・つき方が違うため、一つのヘッド(爪と刃の一体もの)ですべてのタイプの魚に適用するのは困難であります。駆動系とヘッドの部分は分離できるようにし、ヘッドの交換が容易にできるようにしました。
  2. 骨の構造に合わせたヘッドを交換することで、ベニサケや、他の魚でも使用が可能となります。
    (現在、テスト中)
  3. 魚を取り扱う工程は、食塩水・水等の使用があるため、作業者への安全性を考慮して、駆動源は、電気でなく、モータメーカとの共同開発にてエアーを使用できるようにしました。

4.骨抜き機

ユニット

骨を抜いた状態