竹酢液の効果と利用法
竹酢液とは、竹炭を生産する際に生じる煙を空冷し、その水滴を採取したものです。赤黄褐色の液体で、独特の燻臭があります。 竹酢液は、炭焼きの副産物ですが、これには副産物とあなどれない、とっても大きな効果があります。 |
土壌改良
- 殺菌・殺虫力がある。また、土の中の有用な微生物を増殖させる働きをする。
堆肥づくり
- 竹酢液は、肥料でも農薬でもありません。植物の働きや土の環境を自然に整えるなど、漢方薬のような特徴を発揮します。
- 50〜300倍程度に薄めたものを混ぜると、微生物の餌となり微生物の増殖をいっそう活発にし、醗酵も促進される。
生長促進
- 竹酢液は、作物の発芽と生長を促進させる一種のホルモンのような作用をします。
- 野菜には200〜300倍程度に希釈したものを葉面に散布します。
- 観葉植物には200〜300倍液を噴霧器にいれ葉面に散布します。
- 発芽・苗の生長促進に200〜300倍液を苗床1uにつき約0.5リットルを散布します。
減農薬、無農薬
- 竹酢液を農薬に混ぜて散布すると、水の分子を小さくし、作物の葉や根などの組織への浸透性が良くなる働きをします。
- 土壌の消毒や害虫駆除のほか、灰色カビ病・立ち枯れ病・紋羽病・ベト病などの駆除にも効果があります。
- 病害虫対策には200〜300倍液を月に2〜3回、葉面に散布します。
消臭効果
- すぐれた吸着性を生かした消臭材として利用できます。
戻る |