活動報告

2016.06.08 広大な公園がスラグの捨て場に
      「環境県ぐんまが泣く」伊藤議員が県環境部局の姿勢ただす

 8日の環境農林常任委員会で、伊藤議員が有害鉄鋼スラグ問題での県環境部局の姿勢をただしました。県が5月に公表した、スラグを含む砕石の使用カ所は、公共事業で325、民間工事で48となっています。県当局は、環境への影響を継続して監視するという方針ですが、「工事実施主体である国交省や渋川市等から対応状況について報告を求めているところだ」として、未だに個別の使用カ所について現状を把握していません。
 伊藤議員は、渋川市の大崎緑地公園を一例としてとりあげ、遊歩道にむき出しで放置されているスラグや、公園のわきに土嚢として使われいる大量のスラグが入ったトンパックの写真を示しながら、「広大な公園がスラグの捨て場にされた。これほどひどい場所の処理がいまだにできないようでいいのか」と指摘しました。
 環境森林部長は、「管理者、工事実施主体が一義的な対策を取るべき。県の指導を待ってやるものではない」と、市に責任を転嫁する答弁。伊藤議員は、公園の入り口に「県の指導に基づく適切な対応を実施していきます」と書かれた市の「お知らせ」が掲示されていることにふれ、早急な県の指導を要求し、委員会の冒頭で部長が「環境県ぐんまの実現」を強調したことをとらえて、「環境県ぐんまが泣くというものだ」と批判しました。

環境守る毅然とした態度を
 県は、この問題について「法にもとづき対応している」という答弁に終始。伊藤議員は、問題が「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」の事件であるにも関わらず、国・県・市でつくる「3者連絡会議」が、「基準値以下であれば被覆でいい」という土壌汚染対策法を基準としてスラグ処理の方針を決めていることを批判。「大同はスラグに毒が含まれていることを承知で、脱法的に薄めて処理をした確信犯だ。連絡会議の方針は、大同の犯罪を追認するものだ」と指摘しました。そのうえで、「違法行為でバラまかれたスラグは撤去してほしい」という県民の願いに、県の環境を守る毅然とした姿勢でこたえるべきだと強調しました。

八ツ場ダムのスラグ調査を
 八ツ場ダムの代替地に、大量のスラグが使用されていることについて、「住民が国交省に調査や対応を依頼しても何もしようとしていない実態を知っているのか」と質問したのに対し、県は「(環境部局として)承知していない。住民から使用カ所の通報があれば、大同や工事実施主体に調査を依頼する」という答弁。環境部局の責任で調査する姿勢は見せませんでした。

大崎緑地公園に大量に埋められている
スラグが入ったトンパック


林業活性化は集団化がカギ/専任職員増員を 
 この日の環境農林常任委員会では、自民党委員が農地中間管理機構と同様の機構をつくって林業集約化を進めるよう提案。伊藤議員は、今後森林の皆伐をしていくにあたり集約化が重要になってくるという意味では積極的な提案だとする一方で、「いきなりの林地集約はハードルが高い」と指摘。一体的なまとまりを持った森林(流域)で森林経営計画を進め、間伐などを集団的に進めてこそ、林地の集約や林業活性化も進むと主張しました。
 県は、今年度から、森林経営計画策定の働きかけを行う専任職員を4つの林業事務所に配置しています。伊藤議員は、林地の所有者に夢を与え、経営統合に踏み切ることができるよう、成果を見極めつつ、7つの事務所すべてに配置をするよう求めました。
 県環境森林部長は、「それぞれ配置していくことが理想。計画策定の働きかけが主だが、木材の流通まで描ける人材を育成していきたい」と答えました。


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