活動報告

2017.12.15 第3回定例会閉会/議案と請願審査結果の一部に反対討論  

 3回定例会(9月20日〜12月15)が本日閉会し、後期定例会に提出されていた各議案の議決が行われました。日本共産党は、酒井宏明県議が、議案と請願審査結果の一部に対して反対討論しました。 

◇職員退職金削減、知事・議員の手当て引き上げに反対
 補正予算案のうち、県職員の退職手当を引き下げる予算と条例改定について、職員の生活に直結するだけでなく、民間賃金への影響やデフレスパイラルを招くなど、社会的経済的影響も計り知れないとして反対しました。
 今回の議会には、知事など特別職や、県議の期末手当を引き上げる議案も提出されました。酒井氏は、「退職金を削減しておきながら、自らの手当てをお手盛りで引き上げることは、県民の理解を得られない」と厳しく批判しました。
 
◇請願審査/県民の切実な要求実現を主張
 日本共産党が紹介議員になった、コンベンションセンターの屋外展示場敷地の緑地整備を求める請願が不採択にされました。酒井氏は、住民の憩いの場としての活用を検討すべきだと主張し、採択を要求。この請願については、リベラル群馬も、不採択に反対する討論をしました。
 介護労働者の処遇改善や医師・看護師・医療技術職などの夜勤交代制労働における環境改善、必要な病床機能確保を求める2つの請願について、「介護職員の賃金引き上げや、人員配置要件の改善、必要な病床機能確保は当然であり、早急な実現が求められている」とのべて、継続審査に反対。政府に核兵器禁止条約の調印・批准を求める請願についても、ノーベル平和賞の授賞式における、被爆者の演説を紹介しながら、採択を主張しました。

◇朝鮮学校への補助金中止/断じて認められないと批判
 群馬の森の「朝鮮人犠牲者追悼碑」の設置期間更新を求める請願が不採択とされた一方、朝鮮学校への補助金中止を求める請願が採択されました。
 酒井氏は、ヘイトスピーチを繰り返してきた団体の理不尽な要求や歴史修正主義に同調・屈服し、県民共同の財産である追悼碑を撤去することは、県がつくりあげてきた人権・平和行政を根底からくつがえすものであり、断じて認めることはできないと批判し、採択を主張。朝鮮学校への補助金は、教育の機会均等という憲法上の要請という点からも無条件で支給すべきであり、北朝鮮の核開発や拉致問題など政治とは切り離して考えるべきだと主張し、補助金中止を求める請願の不採択を求めました。
 一方、自民党議員は賛成討論で、北朝鮮と関係を持つものに対して融和策をとるべきではないと主張。教育への不当な介入をしているという自覚はまったく見られませんでした。
 
 
 

 

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