活動報告

2018.09.18 高崎市内に基準超える有害スラグ/党県議団が公表  

 日本共産党群馬県議団は18日、高崎市内の駐車場や道路で、土壌汚染対策法の基準を大幅に超える鉛やヒ素が検出された調査結果を公表しました。工事で使われたスラグの中に含まれていたとみられます。  
 県議団は8月に、みさと芝桜公園、同善地梅林公園、同蟹沢梅林公園の各駐車場など4カ所について、敷砂利などに含まれる鉛やヒ素の分析を専門機関に依頼。その結果、どの地点でも基準を超える鉛やヒ素が検出されました。鉛61・3〜9・8倍、ヒ素は2・3〜1・3倍でした。  
 7月には県が、公園一帯から数キロ離れた県道高崎渋川線バイパスの盛土の一部から、基準を超える鉛とヒ素が検出されたと公表しており、同一のスラグが原因とみられます。  
 議員団は同日、県知事と高崎市長あてに、詳細な調査と使用されたスラグの産業廃棄物認定、排出・工事施行業者に速やかに撤去させるよう要請しました。  
 記者会見で伊藤祐司県議団長は、バイパスでの問題以降、各地でスラグが使用されているとの情報が寄せられていることから、民間の工事でも使用されている可能性も大きいと指摘。「産業廃棄物を敷砂利代わりに使っている。明らかな環境汚染事案であり、県と市の環境部局は速やかに対応する責任がある」と述べました。  
 群馬では、大同特殊鋼渋川工場から排出された有害鉄鋼スラグ(県は産業廃棄物と認定)が、渋川市内などの道路や学校・遊園地の駐車場などに使用されて大きな問題になっています。


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