活動報告

2018.12.12  技能実習生受け入れで違反事例多数 
        違反企業名の公表と本格的な対策を 

 12月12日の「ぐんまの雇用戦略特別委員会」で酒井宏明県議は、大問題となっている外国人技能実習生について取り上げ、県内の労働基準法違反の実態と対策についてただしました。
 群馬労働局の調べで、県内の実習生受け入れ事業場で、昨年度は83件の違反事例があり、長時間労働、サービス残業、賃金不払いなどの違反事業場に是正勧告がされています。
 酒井氏は、東毛地域の事業場で朝8時から夜10時まで時給300円で働かされているという関係者の証言を紹介するとともに、100万円以上も借金して来日しているために、どんな劣悪な労働条件でもやめられない実習生の実態を告発。「県内で83件という違反事例はまさに氷山の一角。人権侵害の異常な実態を放置していいのか」とのべて、外国人労働者を使い捨てるブラック企業の名前を公表するよう迫りました。
 県は「500人規模の企業セミナーを開くなど啓発に取り組んでいるが、入国管理局とも連携して受け入れ企業には法令を順守するよう周知徹底していきたい」とのべるにとどまりました。
 酒井氏は、今回の法改悪でますます人権侵害が広がる恐れがあると指摘。「企業のもうけ優先で外国人労働者を使い捨て、使いつぶすことは許されない」として、県として本腰を入れた対策をとるよう求めました。

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