活動報告

2019.08.10 東邦亜鉛が有害スラグの出荷を認め、調査・回収を表明 


高崎市箕郷町内で有害スラグが大量に使用されている問題で、東邦亜鉛株式会社は9日、同社の安中精錬所が出荷したスラグであることを認め、調査・回収すると表明しました。この問題は、日本共産党群馬県議団、高崎市議団が市民団体と独自調査し、問題点を明らかにしたうえで、議会でも有害性を認めて全量撤去するよう追及を重ねてきました。  同社がホームページ上で公表した文書には、「過去に出荷した非鉄スラグ製品の一部において、土壌汚染対策法の土壌環境基準を超過した製品があること、ならびに、当社の管理不足により不適切な使用・混入がなされた可能性のあることが、調査の結果判明」したとして、生活環境上の支障を除去する措置が必要な場合は、回収・撤去等を進めていくとしています。
 その上で、スラグの特徴を写真入りで掲載し、スラグが使用された可能性がある場所を発見した場合には、同社窓口に連絡するよう知らせています。
 また、10日付毎日新聞は、1面と社会面でこの問題を大きく報じています。

 日本共産党の伊藤祐司県議団長は、「東邦亜鉛のスラグだという私たちの指摘が証明された。このような高濃度の重金属を含んだ有害スラグをリサイクル材として販売していた企業の社会的責任が問われます。群馬の自然を汚した有害スラグの一日も早い全量撤去を引き続き求めていきます」と話しています。


















同市箕郷町松之沢にある太陽光発電施設の土台に大量に使用されているスラグ


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