活動報告

2019.02.17 第1回定例県議会始まる/幹線道路優先踏襲の来年度予算案  

 県議会第1回定例会が本日開会し、山本一太知事が2020年度一般会計当初予算案、2月補正予算案などを提出しました。会期は3月18日まで。
 予算案の内訳をみると、投資的経費がこの10年で最も低くなっており、評価に値しますが、これは主にGメッセ群馬や八ッ場ダムの完成によるもの。共産党が不要不急の事業だと指摘し、見直しを求めてきた「7つの交通軸」整備・強化予算は今年度より増えています。山本知事は「前例踏襲脱却予算」と胸を張りますが、こうした幹線道路優先については踏襲したままです。
 予算案の具体的な事業として、八瀬川(太田市)・利根川(伊勢崎市)等の河川改修や烏川(高崎市)の堤防強化、水位周知河川の追加指定、要配慮者利用施設の避難計画作成への支援など、集中的な防災・減災対策のほか、「医学生修学資金貸与制度」対象者の県外出身者までの拡充や、従業員の奨学金返還を支援した中小企業に対する支援などが盛り込まれています。また、県営住宅入居時の連帯保証人の廃止や、公立学校の教職員定数削減などの条例改定案も提案されました。
 予算編成にあたって行われた事業の見直しでは、日本共産党が見直しを求めてきた東毛広域幹線道路BRT整備事業が凍結されました。公明党が旗振り役となり、県は短期間で具体的な整備計画を策定していましたが、今回、事業の効果や採算性などについて再検討するとして予算計上を見送りました。

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