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心理学講座

  精神分析療法>防衛機制
防衛機制の主なものを以下に示します。

抑圧(よくあつ)
受け入れがたい欲求や苦痛な体験の記憶などを無意識の中に閉じ込めて心の安定を図ること。
「悲惨な災害の記憶を忘れようとする」

退行(たいこう)
以前の未熟な段階の行動に逆戻りすること。
「弟が生まれたことでおねしょが再発する」

置き換え<代償>(おきかえ<だいしょう>)
本来の欲求が達成困難になったとき、欲求を本来のものとは別の対象に置き換えることで充足すること。
「不満なことがあったときに八つ当たりする」「お目当てのバッグが売り切れていたので、同じブランドの他のバッグで我慢する」

反動形成(はんどうけいせい)
受け入れがたい感情や衝動が起こったときにこれを無意識に押し込めて、意識ではそれと正反対の行動をとること。
「好きな子にわざといじわるをする」「父親への憎悪の感情を無意識下に抑圧した息子が、父親を過大に尊敬し、父親のために献身的に尽くす」

合理化(ごうりか)
望みながらも満たされなかった欲求に対して、自尊心を守るために都合の良い理由を付けて自分を正当化しようとすること。
「欲しかった洋服が手に入れられなかったときに、あの服は地味だったから私には似合わないと考える」「手の届かなかったブドウを、あれはすっぱいブドウだからといってあきらめたキツネの話(イソップ童話のすっぱいブドウ)」

投影<投射>(とうえい<とうしゃ>)
自分が抱いている他人に対しての不都合な感情を、相手が自分に対して抱いていると思うこと。受け入れがたい欲求や感情が自分のほうにあるのに、他に責任があるように強調して責任転嫁すること。
「自分が相手を嫌いなのに、相手が自分を嫌っていると感じる」「試験の失敗を、出題方法や採点方法がわるいと非難する」

補償(ほしょう)
自分の劣等感を他の特徴を伸ばすことで補うこと。
「勉強ができない分、スポーツに打ち込む」

逃避(とうひ)
適応出来ない状況や不安な状況から逃れること。空想の世界に入ったり、病気になるなどによって困難な状況から逃げ出すこと。
「やらなければいけないことをせず関係のない他の行動に専念して自分の気持ちをごまかす」「運動会当日の朝、急にお腹が痛くなる」

同一化<同一視>(どういつか<どういつし>)
実現できない欲求をもつ自分と、その欲求を実現している他者を同一に見立てることで、他者の状況を自分のことのように思うこと。
「憧れのプロ野球選手と同じフォームで素振りをする」「憧れのアイドルと同じ衣装を着る」

昇華(しょうか)
非社会的な欲求を、社会的に高く評価されるものに置き換えて表出させること。
「性欲や攻撃感情をスポーツで発散させる」

摂取(せっしゅ)
自分とは直接関係のない他者の業績を自分のことと思い込んで満足すること。
「同じ学校の生徒が一流大学に合格した」

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