Linux お役立ち情報サイ



障害関連


※緊急時用立上げFD「ramflop」がバージョンアップ

コマンド 使用方法(例) 機     能
fsck fsck /dev/hda8

または

fsck -AR

または

fsck -A
HDDの不良クラスタを修復します。
必ずLinuxをシングルモードで起動して、
他のユーザがアクセスしていないときに
コンソールから実行してください。

シングルモードで起動するには、
起動時の「LILO:」のところで
TABキーを押し、普段起動している
カーネル名を入力し、そのあと
スペースをいれて数字の「1」を
入力し、Enterしてください。(下記参照)
(ネットワークは利用できません)

ちなみに「-A」はすべてのパーティ
ションをチェック&修復し、「-AR」は
ルートファイルシステム以外を対象
にするオプションです。


項目 操作方法(例) 説明
シングルモード LILO: linux 1
LILO: linux single

LILO: linux-2.2.23 1
LILO: linux-2.2.23 single
LILO: 表示直後にTABキーを押すと
起動できるラベルの一覧が表示されます。
ラベルの直後にスペースと数字の1を
入力すると、Linuxをシングルユーザモード
で起動できます。

この状態で立ち上げると、
root のパスワードも不要で、少し待つと
rootでログインされます。ただし、ネット
ワーク機能は利用できません。
緊急時用立上げFD  LILO: linux root=/dev/hda2 single 
 (hda2は、実際には「/」の
 領域Noを指定します。
 「/boot」ではありません。)

ただし、日本語106キーボード
をお使いの場合、キーマップが
未読なのでUSキーボードの
配置になっているので注意!
(「=」は「^」を押せばOKです。)

もちろん、これもシングルモード以外
でも起動することができます。
FD1枚に入りきるミニディストリビュ
ーションを利用します。ダウンロードは
ftp://metalab.unc.edu/pub/Linux/system/
recovery/
から、「ramf-118.exe」を取得。

この実行形式ファイルをWindows95/98
またはMS-DOSで展開して、RAMFLOP
フォルダ内の「mkrescue.bat」を起動します。
なお、展開(解凍)には、解凍ツールを使って
ください。EXEファイルだからといって実行して
解凍してしまうと、ディレクトリ構造が再現
されないことがあります。「RAMFLOP」という
ディレクトリのまま解凍してください。
FD(1.44MB)を1枚用意し、「RAMFLOP」内の
「mkrescue.bat」を起動し、ミニLinuxをインス
トールするわけです。

このFDだけでも、結構Linuxの勉強になります
が、HDD上の/etc/lilo.confの設定ミスなどで
起動しなくなった場合、左記方法で起動でき、
非常に便利です。FDで起動後、設定ファイルを
修正し、本体側のLinuxを再起動します。

ただし、現在のところ、「ext3」ファイルシステム
には対応していないようです。


LILOについて  L〜ブートローダ読込み完了
I〜セカンダリブートローダ読込み完了
L〜ブートローダの起動成功
O〜マルチブート用の定義ファイルを
   読みこみ、マルチブートの準備完了
起動時に「LILO:」と表示されずに「LI」だけ
で停止してしまうことがあります。
実はこの「LILO」という4文字は、実は
左記の通り、Linux起動時の各プロセスで、
別々に表示しているものなのです。



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