5月合宿を終えた、今
小出 智一
2年ぶりとだけあって流石に内容の濃く、自らの糧となる研修であった。そして改めて【リーダー】であること、その存在する意味に考えをむけられた。
途中参加という形ではあったが、まずけいし君による『水夫の話』を使った講義。これまず、最初からいなかったことを悔んだ。考えれば考えるほどに読み取りは深くなっていき、班での討議は複雑さを増した。自分の意見をもっと述べたいところだったが自分がリーダーであることを鑑みればそうはいかない。混乱し白熱する場でいかに皆を制御し、話がまとまる方向へもっていけるか。これがこの場での大学生としての役割だったろう。これに気付いたのは夜も深まり草木も眠るころ…というのは遅すぎだ。また客観的にみるとこの話題、誰でも意見を言いたくなるような話でとても普段からは想像できないほどやたら深く読み取り活発な話し合いとなっていた。とまぁ、我が心に様々な反省を残して、続く父の抜き打ち作文。これまた久々である。生きていること?とはまた深すぎるテーマで、しかもそれについてはまだオリジナルの回答はでてないってのに…だもんでかなり不本意でしょうもないモノになっちまったことが自分としては許せん。まだまだ足りないというか甘いな。
この後の就寝のときに驚いたことは、中1の寝る早さ!ついさっきまで騒いでいたのに寝るとなると一気に寝た。明日のことなんて考えずただ眠かったのかもしれないけどあまりの礼儀正しさ(?)にはホント吃驚してしまった。なんにせよちょっと甘くみていたかな。ちなみに何人かに聞くと泊まるなら外より中のがいいらしい。トイレ等の問題かな。
そして俺がリーダーの辛さを最も感じる時がきた。そう、朝起きるときだ。たとえどんなに遅くまで何をしていようと朝はしっかり起きて、眠たげな顔は一切見せない。これが何より辛い…が朝、何より大事なことであろう。とはいえ、ちっと気を緩めるとすぐに瞼が仲良くなってしまうのは困ったモンだ。いつかは睡魔に勝たねば。そんな寝ぼけまなこでレクはできないのでひたすら集中した。が、覚醒しててもできないモンがんな状態で出来るわけもなくやっぱり完璧にはできんかった。どうも右脳を使うよーなレクは苦手らしい。その後のネイチャーゲームは「こんな形でもいろいろできるのか」と心の中で軽い革命を起こし、この後の活動に応用できないかと考えてみる。
さて、ここから詰めの講義が始まる…ハズだったがDVDが映らぬという不測の事態が。どんな有り得なさそうなことでも起こることはあるから常にそういう対処法は講じておくべきだと学んだ瞬間であった。さて、とりあえずカズ君の講義だが何に驚いたってその内容だ。とても前日というか今日からまとめあげた話とは思えない!(本当ならそれはいただけないコトではあるが)ある意味、真似できん。ともあれ、これから本格的にリーダーとしてやっていく上で必修な話だったから皆これからさらに少し変わってくるだろうか?
さていつ以来だかわからない父の講義だ。何度聞かされてもそんなに実感湧かないし、ましてや本当に全国のスポ少の基本となっているたぁ信じ難いが事実は事実で、本にすらなっちまってんだから認めないわけにいくまい。というかそんな少年団のリーダー会の会長やってるなんざ空恐ろしくも誇らしい。一番、自分の立場を再確認し気が入り直した講義だ。もっとしっかりせねばなぁ。内容としては、なかなかに楽しいものだった。まさか自分のスポ少の理想像がいえるとは思いもよらず、考えれば出るわ出るわ。しかもかなり現実的でやってやれなくはない。こうやって代を重ねるごとにグレードアップをはたしていくのだろう。それをヴィジョンとしてまとめるのにはかなり苦労する人達もいたが。
そして諸々の事情でトリにまわった近ちゃんの講義だ。Coccoは名前は知っていてあとは全くと言っていいほどに何も知らなかった。だが!あのDVD、不覚にも感動してしもうた!ある時パッタリと消えてその後でてこなかったからもういやになって我がままからやめたのかと思っていた自分が恥ずかしい。取材も知名度もないあんな場所で黙々とゴミを拾い続けていたことを思うと、それほどに沖縄の海が好きで好きでたまらないんだという思いがヒシヒシと伝わってきた。もうあのCDないだろ〜なぁ。ホントにアーティストってのは少なければ1人、多くても10人前後で何百から何万倍の人を引っ張るのだからまさにリーダーとしてはこの上ないカリスマ性の持主だ。あ〜、あのイベントに参加してみたかったな。にしてもだ、よくもまぁあれを眠れんな、ごく一部!なんのためのリーダーだけの合宿だと思ってんだ。ちゃんと寝ておけ、もう、眠いです…なんてのは言語道断だっつーの。遊びの合宿じゃあないことをわかってんのか?閑話休題。なにはともあれ講義だ。俺の答えが的外れだったのか、独創的すぎたのか人は集まらず。同情(?)した高野とかはきてくれてなんとか班にはなったから良しとしようか。その班員が班員だからとんでもなく破天荒な団体になったがそれなりの要点はつかんでたっぽいから結果オーライ。でも兵藤くん!もっと自分をだしても罰はあたらんぞ?いつか君の意見が聞けることを待ってます。
ひとしきり講義がおわって思う。準備期間僅かに1ヶ月ほど。それも望む場所はほぼ確保できずにあれだけの講義を残した大学生のトリオ。やっぱすごいわ。俺らもやるとして果たしてできるだろうか。…すんげぇ、自信ないな。しかし、やれないことならやれるようになっていなくばそれは、進歩がないってことだ。なにがなんでも進歩しなくちゃな。
この合宿を企画するにあたり様々なアドバイスをしていただいた石田君には感謝の念を、連絡等々のミスで迷惑をかけた保護者の方には反省の念を示し、感想文おわりっ!
PS:アルティメットはいつになったらできんだろ〜なぁ。またできんかった…
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