リーダー合宿感想文集

    1. 5月合宿を終えた、今     小出智一
    2. 5月リーダー合宿感想文   神保正也
    3. H16年度 SVCリーダー合宿  柳下 一義
    4. SVCリーダー合宿に参加して 兵藤 大
    5. リーダー合宿に参加して  須賀綾子

5月合宿を終えた、今

                     小出 智一

 2年ぶりとだけあって流石に内容の濃く、自らの糧となる研修であった。そして改めて【リーダー】であること、その存在する意味に考えをむけられた。

途中参加という形ではあったが、まずけいし君による『水夫の話』を使った講義。これまず、最初からいなかったことを悔んだ。考えれば考えるほどに読み取りは深くなっていき、班での討議は複雑さを増した。自分の意見をもっと述べたいところだったが自分がリーダーであることを鑑みればそうはいかない。混乱し白熱する場でいかに皆を制御し、話がまとまる方向へもっていけるか。これがこの場での大学生としての役割だったろう。これに気付いたのは夜も深まり草木も眠るころ…というのは遅すぎだ。また客観的にみるとこの話題、誰でも意見を言いたくなるような話でとても普段からは想像できないほどやたら深く読み取り活発な話し合いとなっていた。とまぁ、我が心に様々な反省を残して、続く父の抜き打ち作文。これまた久々である。生きていること?とはまた深すぎるテーマで、しかもそれについてはまだオリジナルの回答はでてないってのに…だもんでかなり不本意でしょうもないモノになっちまったことが自分としては許せん。まだまだ足りないというか甘いな。

この後の就寝のときに驚いたことは、中1の寝る早さ!ついさっきまで騒いでいたのに寝るとなると一気に寝た。明日のことなんて考えずただ眠かったのかもしれないけどあまりの礼儀正しさ(?)にはホント吃驚してしまった。なんにせよちょっと甘くみていたかな。ちなみに何人かに聞くと泊まるなら外より中のがいいらしい。トイレ等の問題かな。

 そして俺がリーダーの辛さを最も感じる時がきた。そう、朝起きるときだ。たとえどんなに遅くまで何をしていようと朝はしっかり起きて、眠たげな顔は一切見せない。これが何より辛い…が朝、何より大事なことであろう。とはいえ、ちっと気を緩めるとすぐに瞼が仲良くなってしまうのは困ったモンだ。いつかは睡魔に勝たねば。そんな寝ぼけまなこでレクはできないのでひたすら集中した。が、覚醒しててもできないモンがんな状態で出来るわけもなくやっぱり完璧にはできんかった。どうも右脳を使うよーなレクは苦手らしい。その後のネイチャーゲームは「こんな形でもいろいろできるのか」と心の中で軽い革命を起こし、この後の活動に応用できないかと考えてみる。

さて、ここから詰めの講義が始まる…ハズだったがDVDが映らぬという不測の事態が。どんな有り得なさそうなことでも起こることはあるから常にそういう対処法は講じておくべきだと学んだ瞬間であった。さて、とりあえずカズ君の講義だが何に驚いたってその内容だ。とても前日というか今日からまとめあげた話とは思えない!(本当ならそれはいただけないコトではあるが)ある意味、真似できん。ともあれ、これから本格的にリーダーとしてやっていく上で必修な話だったから皆これからさらに少し変わってくるだろうか?

 さていつ以来だかわからない父の講義だ。何度聞かされてもそんなに実感湧かないし、ましてや本当に全国のスポ少の基本となっているたぁ信じ難いが事実は事実で、本にすらなっちまってんだから認めないわけにいくまい。というかそんな少年団のリーダー会の会長やってるなんざ空恐ろしくも誇らしい。一番、自分の立場を再確認し気が入り直した講義だ。もっとしっかりせねばなぁ。内容としては、なかなかに楽しいものだった。まさか自分のスポ少の理想像がいえるとは思いもよらず、考えれば出るわ出るわ。しかもかなり現実的でやってやれなくはない。こうやって代を重ねるごとにグレードアップをはたしていくのだろう。それをヴィジョンとしてまとめるのにはかなり苦労する人達もいたが。

 そして諸々の事情でトリにまわった近ちゃんの講義だ。Coccoは名前は知っていてあとは全くと言っていいほどに何も知らなかった。だが!あのDVD、不覚にも感動してしもうた!ある時パッタリと消えてその後でてこなかったからもういやになって我がままからやめたのかと思っていた自分が恥ずかしい。取材も知名度もないあんな場所で黙々とゴミを拾い続けていたことを思うと、それほどに沖縄の海が好きで好きでたまらないんだという思いがヒシヒシと伝わってきた。もうあのCDないだろ〜なぁ。ホントにアーティストってのは少なければ1人、多くても10人前後で何百から何万倍の人を引っ張るのだからまさにリーダーとしてはこの上ないカリスマ性の持主だ。あ〜、あのイベントに参加してみたかったな。にしてもだ、よくもまぁあれを眠れんな、ごく一部!なんのためのリーダーだけの合宿だと思ってんだ。ちゃんと寝ておけ、もう、眠いです…なんてのは言語道断だっつーの。遊びの合宿じゃあないことをわかってんのか?閑話休題。なにはともあれ講義だ。俺の答えが的外れだったのか、独創的すぎたのか人は集まらず。同情(?)した高野とかはきてくれてなんとか班にはなったから良しとしようか。その班員が班員だからとんでもなく破天荒な団体になったがそれなりの要点はつかんでたっぽいから結果オーライ。でも兵藤くん!もっと自分をだしても罰はあたらんぞ?いつか君の意見が聞けることを待ってます。

 ひとしきり講義がおわって思う。準備期間僅かに1ヶ月ほど。それも望む場所はほぼ確保できずにあれだけの講義を残した大学生のトリオ。やっぱすごいわ。俺らもやるとして果たしてできるだろうか。…すんげぇ、自信ないな。しかし、やれないことならやれるようになっていなくばそれは、進歩がないってことだ。なにがなんでも進歩しなくちゃな。

この合宿を企画するにあたり様々なアドバイスをしていただいた石田君には感謝の念を、連絡等々のミスで迷惑をかけた保護者の方には反省の念を示し、感想文おわりっ!

PS:アルティメットはいつになったらできんだろ〜なぁ。またできんかった…

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5月リーダー合宿感想文

 二年ぶりに復活したリーダー合宿は、かつて自分が中学生のころ参加したそれとはだいぶ違ったなぁ、と思う。まず何より参加者の中では「年上」の部類であったこと。当然、参加者全員(指導者も当然含まれる)が今回の研修の対象ではあると思うが、今回の合宿の「主役」を強いて考えれば、やはりこれから舞台に上がる中学生高校生たち。なので、当然自分がとる行動も、色々と考えなくてはならなかった。自分でもやらなきゃ、と思う反面、中学生にも、自発的に動いてほしい。リーダーは、ただ前に出て引っ張るだけじゃなく、後ろから背中を押して上げられる行動も必要ということを改めて知り、また、その力が自分には大分足らないことに気づいた。理由も自分なりに考えてみた。

リーダー合宿の無かったここ二年は、逆にリーダー活動などが今までで一番忙しい時期だった。おととしの群馬関ブロが、自分の中では高校生リーダーとしての明確なスタート地点だった。そのころから心がけてきたのが「馬鹿騒ぎ系リーダー」だった。まず笑わせて距離をなくす。それが今までの自分だった。それも、後ろで助けてくれるリーダーや指導者の方がいたから、存分に騒げたのだ。

これから、自分は「後ろ側」を今まで以上に学んでいかなくてはならない。事実、今年から「指導者」となった、小出さんを除く三名の大学生はとてもうまく「特攻隊長」から「参謀」になっていっている感がある。勝手な見解だが・・・。特に今年は、そんな点を身をもって体験していく年になると思う。来年、再来年と今回のような合宿があるときに、また少し変わった自分であるなら、とても嬉しい。

ほかに、今回の合宿が「かつてと違うなぁ」と思った部分はプログラムに関して。もう少し厳しいものでもよかったかな?と思った。昔の感想文集をパラパラ読み返しましたが、当時の参加者の感想は「窮地に立たされた感」がにじみでてる。今回の感想文はどうなるだろうか?

あと今回はどちらかというと「静」な部分の研修が多かったかな?「動」な部分ももう少しあっていいかな、と思った。特に中3のメンバーは9月合宿運営中心でもある。まぁここ数年の9月合宿メンバーは自力で解決してきたから、無用な配慮かもしれない。だが、プログラム自体一個一個は、とてもよかった。人の考えを取り入れることなどは今後十二分使っていくだろう。

リーダーとして、また、一人の人間として、今回の合宿で学んだことを活かせるように、日々精進する。また、同じ教員志望の大学の友達にも沢山広めていきたい。「スポ少」って枠にとらわれずに多角的に活動していこうと思う。それだけの「マンパワー」が僕らにはあるし、いまでは出来ないことだって必ず出来るようになるだろう。

最後に。英語の和訳、できてよかった・・・。中学生高校生のみんな。英語は大事だよ!

You Did It!」←ネイティブに訳せるかな?大学生は大丈夫だよね?この言葉を皆に贈ります。

    ヒント・・・CoccoDVDの中で同じ表現を使ってたよ、確か。

                          大学1年  神保正也
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H・16年度 SVCリーダー合宿

柳下 一義

 今回の敵はカラス&虻?ブヨ?だった。手足はいつのまにか腫れ上がり、おまけにドッチビー、フリスビー、ドッジボールまでも盗難に合い犯人は人かと思えばカラスだった。カラスもリーダー合宿をやっていたのかな・・・?

 まえふりはこのくらいにしておいて、本題に入りたいと思う。

久しぶりのリーダー合宿。気づけば講義を聞くために座って顔を見上げていた自分が、いつのまにか講義をする側えと変わっていた。そんな状況にSVCもリーダーが増えたという喜びや成長を感じると共に少し寂しい気持ちも感じていた。普段の活動に出ていてもなかなかお互いの事がわからないもので、改めて合宿の重要性と大きさを痛感した。

今回の講義には大3メンバー3人だけだったが、みんなには残りの3人の話も本人の口から聞かせてあげられたら良かったなと思う。この6人は何て言うか、性格も違うけど妙に上手くかみ合うところなど、そういう事が伝えられたらまた違った印象を残せたと思う。   

言葉で伝えるのは簡単だ、でも一番大切なことは感じることであり、自分で感じたことを自分の気持ちや行動で表現することだと思う。

 今回は天候に恵まれなかったが、ネイチャーゲームを体験することで新しい発見があったのではないだろうか?なんのためにネイチャーゲームをしたのか、なぜ多種多様あるなかであのゲームを取り入れたのか、淡々とスケジュールをこなすだけでなく一つ一つ『なんで?』と疑問をもちながら、そしてそのプログラムにどんなメッセージが込められているのかを考えて行動してほしい。

 今回のリーダー合宿でみんなには何を残せ、伝え、感じ、思い、考えさせることが出来たかはわからないが、この二日間がリーダーとして一人一人の気持ちの中に新たなスタートのきっかけであれば嬉しく思うし、今回のリーダー合宿に参加した人は参加出来なかったメンバーにも伝えて欲しい。また、スポ少以外でも人として内面的な成長が得られれば素晴らしいことだと思う。そしてこれからもより一層周りから必要とする、必要とされるリーダー、人であって欲しいと願う。

このメンバーが成長したら凄く大きな力になると感じたのは自分だけであろうか?

お疲れ様でした。
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SVCリーダー合宿に参加して

                                    兵藤 大

5月22〜23日の2日間赤城青年の家でのリーダー合宿に初めての参加だったので緊張しました。

小出さんの講義は自分が知らないことをいろいろ教えてくれて大変勉強になりました。ネイチャーゲームではいつも自分があたりまえに使っている目をふさぐと聴覚がすごく敏感になっていつもは聞こえないいろいろな音が聞けてすごく良い体験になりました。そのあとの若い女性の話はグループでよく話し合いができ多数決の時と違って自分の意見も聞いてもらえたのですごく良かったです。私はその中にでてきた老人が一番かわいそうだと思いました。自分の金貨をとられたのになにもいわないでしかも島に一人だけで置いていかれるなんてすごくかわいそうだと思いました。若い女性も婚約者に会いたい気持ちもわかりますが事情を説明して貸してもらうとかすれば良いのに盗んだあとに置き去りにするなんてすごくひどいと思いました。その次の小出さんの話はすごく悲しくて泣きそうになりながら聞いていました。次の日のDVDを見ながらよく一人でゴミを拾ったり学校に呼びかけをしたりできるなぁと感心しながら見ていました。いくら自分の好きな海が汚れているからといって一人でゴミを拾うなんてすごいと思いました。私だったら自分が汚したんじゃないからといって見て見ないふりをすると思います。最後に聞いた歌()もすごく良い歌()でした。私はこの合宿で学んだことは一人一人がちゃんとがんばらないとだめだということだと思いました。        終わり


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『リーダー合宿に参加して』                                     須賀綾子

 私が最後に参加したリーダー合宿は多分私が中学3年の時だったと思います。ここ最近してなかったと思いますが、今年久々に再開しました。いつの間にかあの時から学年が3つも上がり、リーダーとしての経験も増え、役割も変わったと思います。ジュニアリーダーとしてただがむしゃらに、リーダーという存在の深さもわかっていないで先輩のリーダーの言う事や指導者の言う事を聞いて活動していたあの頃とは違い、今18歳の私はリーダーの中でももう上の学年になり、ただがむしゃらに活動するのではなく、もっと周りの状況も`見渡して考えながら行動しなければならない年になりました。この点が今までと大きく変わった点ではないかと思います。

 今回の合宿では、嬉しい事に今まであった地獄の新町から赤城まで歩くというメニューがなく、主に講義と講義の中での話し合いや自分達が主体となって本気で活動できたネイチャーゲームやスポーツスタディーとリーダー同士の交流だったと思います。ネイチャーゲームとスポーツスタディーはただ、純粋に楽しかったです!普段の活動では、小学生の団員が相手というのがあり、さすがに100%の力では活動できないのですが、合宿では中学生以上の参加という事で思い切り活動する事ができました。今までやった事のないアルティメットやネイチャーゲームや何度もやった事のあるフェストボール。特に、やった事のないアルティメットとネイチャーゲームがとっても面白かったです。ただ、私自身の不注意でスポーツスタディーの時と2日目のネイチャーゲーム両方でアブと毛虫に刺されるという怪我をしてしまいました・・・。アブに刺された時は霧がすごく、雨も降っていて濡れるのでズボンの裾をまくって活動していました。活動がおわってみてみたら既に血は固まり腫れていました。まさかこんな悪天候の日に刺されるなんて思ってもみませんでした。2日目のネイチャーゲームの時も、木に腕を回し抱きついたら丁度その木の腕を回した部分に毛虫がいて刺されました。この時もまさか毛虫がしかも丁度私の腕が回った部分にいるとは思いませんでした。両方とも完全に私に不注意で、お陰で数日間思い出したくもないあの忌々しくてうっとうしくてもう二度と体験したくない痒さに苦しみました・・・。これが私だったからよかったものの、小学生の団員と活動している時だと考えたら、恐ろしく、身をもって体験した事により、リーダーとしてあるべき行動ではなかったと反省する事ができました。リーダーとは、ありとあらゆる不測の事態を考えて行動するべきだと改めて実感しました。

 もう一つは、話し合いの時、いかに全員の意見を潰さず、話し合いを進める事の難しさを実感しました。講義の中で班に分かれて議論する事が何回かあり、私は学年も上なので話し合いの議長みたいなものを務めました。1人1人個性があるので当然意見も違い、話し合いをするのはいろいろな人の意見も聞けて面白かったですが、その分骨も折れました。意見をどんどん主張する子もいれば、あまり自分を出さず意見を言わない子・・・話し合いを進める人は、特に後者のような子の場合に、いかにその子が意見を言いやすい雰囲気や環境を作っていくかも大事だと思いました。

 今回の合宿では色々な意味でよい経験となりました。リーダー同士での交流ができたのもとてもよかったです。私は特に中学生と交流がなかったので今回の合宿で交流できてよかったです。またこういう機会があってもいいと思います。今回の合宿の体験・経験の今後のリーダー活動に生かしていきたいと思います。                      <END>


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