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つくし園のホームページへようこそ。
つくし園は、ハンディがある、成長に気になるところがあるお子さんと保護者を支援します。お子さん一人一人の特徴を見て、尊重し一人一人が生活しやすく、お子さんなりの豊かな生活が送れるよう支援をします。また、福祉制度を利用したい方、幼稚園・保育園等に通っている方について、相談事業も行っていますのでご希望の方はお問い合わせください。
☆Topics☆
① 令和7年度入園の募集について
つくし園では、令和7年度の入園希望児の募集を開始しています。ご希望の方、興味のある方はまず見学をしていただきます。見
学をしていただいた後に、入園希望の有無の確認をいたします。
また、高崎市については利用申請した内容や保護者の希望と違う決定がされる場合があります。お子さんの成長のため に必要と思われる療育の内容・量を一緒に考えて行きたいと思います。手続き開始前につくし園にご相談下さい。
☆つくし園通信☆
~子どもへのかかわり方の視点~
とある集まりの時に、「つくし園さんは幼児だけなんですよね。」「その後のつながりが無いんですよねえ。」と福祉関係のお仕事(相談支援)をされている方に言われたことがあります。
「つながり」ですね。どうなんでしょうか。年齢を追った支援、サービスがあるのか?と考えると確かに放課後等デイサービスはありませんし、就労系の事業は行っていませんから、つながりが無いと言われるのかもしれません。放課後等デイサービスが不足してると言われる時代に、つくし園やふぃーるに在籍している子たちが就学した後の支援、サービスが利用できるよう事業所を作るべきではないのか?と言われているのかもしれません。
数年前まで、ふぃーるは児童発達と放課後等デイの併設型(多機能型と言います)でした。つくし園を卒園した園児さんたちが学校に上がったのちも継続した支援をできればと思ったこともありました。
子どもたちが、一度入園したらつくし園からつくし園放課後デイ、つくし園就労事業所に進んでいくことが「つながり」と言うものになるのだろうか?とずーっと考えてきました。つくし園・ふぃーるに在籍している間に何を園児、保護者の方に学んでほしいのか?それを次の生活ステージでどのように活かしていただきたいのか考えてきました。施設を設立するのはそんなに難しいことではないのかもしれません。でも、実際に、施設の中でどのような支援が行われるべきなのか、とても大きな問題だと放課後等デイをやっている時から感じていたことでした。
先日参加した研修では、障害児通所支援事業所に対して資料を通じて国がこう言っています。
どれだけ素晴らしい、良い実践を提供していたとしても、
・地域社会から、子どもを引き離している。
・家族から、子どもを引き離している。
・子どもの自由な時間から、子どもを引き離している。
・一般社会参加の場から、子どもを引き離している。
と言う自覚と責任を、と言われました。
正直にいうと、ショックが大きくて研修の講義なんて聞く気に慣れませんでした。講師に抗議もしました。全て真反対のことを考えてきたつくし園・ふぃーるとしては到底受け入れられる内容ではありませんでした。
施設も増え、障害のある子も生活のしにくさが軽減される時代になったのかと思っていたら、何も認められていない。改めてつくし園、ふぃーるは何をしていくべきなのか考えさせられます。
幼児から学童、大人の施設を運営されている事業所さんで、素晴らしい実践をされているところもあると思います。しかし、年齢を追った事業所体系を作って行くことに違和感を感じていたのは、上記のような「引き離している」と言う誤った見方をされたくなかったからかもしれません。
今、つくし園、ふぃーるは通所事業所としての機能を果たすべく努力していますが、親子が幼児期をどう過ごすのか?と言う点に重点をおいて事業に取り組んでいます。できることは限られますけれど…。
ただ、障害者の施策って、大人の方のものが先行して充実されてきた経過がありますね。こども家庭庁の幹部職員も言っていました。「障害児の対応って、『小さな障害者』なんです。」って。本来なら子どもたちのところから積み上げていく形で進められるべきはずだったのですが、障害者についての課題の中の一部としか考えてもらえず、大きな問題・課題としては扱われていなかった様です。今も色々な課題・問題があります。でも、それは、年齢の低いところが順を追って対応を考えてくれば、もっと違う良い状況になっていたはずだと思いますね。
「つながり」って、どう考えるのか?と言いうところに戻りますけれど、幼児から大人まで対応できる施設を作る事も一つのあり方だと思いますが、次の生活の場に進む時に、幼児と言えど、自分の生活スタイルを理解し(一般的な理解とは違いますよ)、保護者は支援を通じて子どもの特性を知り、適した生活環境を考え共に歩める準備を整えられる事なのではないかと思います。
縦に年齢を追って支援していく「つながり」の考え方もあると思いますが、変化していく子どもの状況を見ながら必要な支援を見立てていく、入り口の支援。いわば横の広がりを持つ支援も、特に幼児期は必要なのではないかと思います。
☆あそび場開催予定
予定はありません。