赤ちゃんが泣いているにもかかわらず、そのまま放置を続けると、あるときから赤ちゃんは泣かなくなります。
親にとっては手がかからなくなり好都合ですし、「おとなしくていい子ね」などと思うかもしれませんが、赤ちゃんにとっては危険な兆候の現れです。
泣かなくなった赤ちゃんを良く見ると無表情になっていることに気が付くと思います。
これは何を意味しているかといえば、外の世界とのコミュニケーションを閉ざしたということです。
大人だって「助けて!助けて!」と叫んでも誰も助けに来てくれなかったら、いずれは叫ぶことを止めると思います。そしてこのときに心を閉ざすのではないでしょうか。さらに周囲に人がいたにもかかわらず誰も助けてくれなかったのなら、怒りも感じるはずです。
赤ちゃんも、外に助けを求めることが無駄であると感じその行為をやめます。そして、周囲は自分の事を受け入れてくれないんだという悲しみや怒りの感情を心の奥にしまいこんでしまいます。
こうした状態はかなり深刻です。
赤ちゃんが無表情になったと感じたら、できるだけスキンシップを図ってください。
もし、親がなんらかの原因で赤ちゃんとのスキンシップが図れない精神状態にあるときには、第三者の援助を求めてください。
こういうときの第三者は適切な援助のできる専門家がいいかもしれません。専門家は「親失格ね」などという感情を持つことなく親身になって援助してくれることと思います。こうした適切な援助があれば親も精神的負担なく問題解決に向けて取り組んでいけると思います。
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