Q:どんな人が相談にきますか?
A:十代の学生さんからご年配の方まで様々でして、以前は二十代、三十代の女性からのご相談が多かったのですが、最近は男性からのご相談が増えています。
Q:どんな相談が多いですか?
A:相談内容は本当に様々です。人間関係での悩み、摂食障害、依存、パニック、恋愛、幼少期のトラウマなどのご相談が多いですが、会社経営や仕事の悩み、不登校などのご相談もよくあります。
家庭内で問題を抱えていることに起因する悩みがとても多いです。
リストカットやアームカットを繰り返したり、孤独や空虚感、社会不安、自己肯定できないなどの場合、家庭内の問題を抱えているケースが多く、ご本人のほかにご両親などからの相談も多いです。
また、最近増えているのが夫婦間の問題や、不倫の相談などです。
Q:どういった経緯で相談に訪れますか?
A:特に統計をとったわけではありませんが、ホームページやタウンページなどをご覧になって直接ご連絡くださるケースが一番多く、次に心療内科などからの紹介、知人からの紹介といった順だと思います。
Q:相談に訪れるのは精神的な問題を抱えている人だけですか?
A:「生きにくさ」を抱えている人が多いですが、特に精神的な問題を抱えている人たちばかりではありません。
ごく普通に社会生活を送っているなかで、人間関係をよりよくしたいという事でなにかヒントになればと思ってきましたというケースなどもあります。
人間は知らず知らずのうちにいろいろなクセがついていて、意識していないこうしたクセによって同じ過ちを繰り返すというようなことがあります。例えばいつも同じパターンで恋人と別れるとか、友人とケンカするなどの場合には自分でも気付いていない行動パターンを持っていてそれが影響していることがあるわけです。こうしたパターンに気付いて意識することにより同じ失敗を繰り返さないようになったりしますので、精神的に大きな問題を抱えていなくてもカウンセリングは有効に作用します。また、恋愛相談なども多いですよ。
Q:カウンセリング時間はどのくらいがいいのでしょうか?
A:ご相談内容や状況にもよりますので一概には言えません。ただ、時間を十分確保できるように配慮しております。
みなさん初めて相談にいらっしゃる際には大変緊張するものです。「どんな話をするのだろう」「上手く伝えられるだろうか」など不安でいっぱいですし、カウンセラーがどんな人間なのかも分からないわけですから当然です。
ただ、実際に話を始めると意外と時間が経つのが早くて、1時間はあっという間に過ぎてしまったりします。予約が詰まっている場合などは途中延長をお受けできないこともございますので、長く話したいとお考えのようでしたら、予め2時間でご予約ください。
Q:どんな療法を行うのですか?
A:心理療法は主なものだけでも数百もあります。ですから悩みの内容や症状に合わせて適切な療法を行わなければなかなか問題は解決しません。
寺子屋心理カウンセリングルームでは現在カウンセリングの主流となっている来談者中心療法、精神分析的心理療法、認知行動療法、交流分析、ゲシュタルト療法などを状況に応じて用いています。また、通常のカウンセリングとは違いますが内観療法なども行っています。
ただ、このように書くとなにか難しいことをするように感じてしまうかもしれませんが、実際のカウンセリングでは本人や周囲の人がどんな心理状態だったのかや何故そのような行動をしてしまったのかを心理学的に分かりやすく解説したり、時にはワークを入れたりしながらお話をしています。
Q:一般的に何回くらい通うのでしょうか?
A:これも様々ですので一概には言えません。1回だけの方もいらっしゃいますし、毎週1回で1年以上通われている方もいらっしゃいます。
うつ病、摂食障害、PTSDなどの場合には長くなる傾向がありますが、5回以内が多いようです。
但し、回数も頻度も話し合いながら決めていますので、皆様、ご自身のペースで通っていただいております。
Q:同じ悩みでなんども通っていいのでしょうか?
A:同じ悩みを何度も相談するのは気が引けるという方がいらっしゃいますが、そんな心配はまったくありません。カウンセリングも最初は表面的な内容しか出てこないものです。同じ話でも毎回あたらしい気づきや発見があります。また、話を重ねることで、内容が深まり核心をついてきます。ですから、何度でも安心してそのことを話してください。
それに、「悩みは解決したんだけど、なんとなく話をしたくて会いにきました」ということもあれば、年に3、4回いらっしゃる方で「そういえば最初に来たときなに悩んでたんでしたっけ? あ〜そうか、そんなことありましたね」みたいなこともあります。あまり気負わずに気軽に会いに来ていただけると私も嬉しいです。
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