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 人格を否定する言葉の影響

「お前は何をやらせてもダメなやつだ」というような言葉は、子供の全人格を否定する言葉です。

例えば、子供が食事の後片付けを手伝っていたときに誤って食器を落として割ってしまったとしましょう。

そんなとき親が子供に対して「お前は何をやらせてもダメなやつだ」という言葉を発すると子供の心は傷つきます。

この子供は食器を割ってしまったというミスをしてしまっただけです。

にもかからわず「何をやってもダメなやつ」というように子供が行う全ての行為を否定してしまっているわけです。

こうした子供の全人格を否定するような叱り方をすると、子供は自己評価を下げてしまいます。

そして自己評価を下げてしまった子供は、なにかをやろうという意欲や自信を失います。

さらに上記の例では子供の心を二重に傷つけます。

なぜかといえば、子供は「親の為に何かをしたい」「親に喜んでもらいたい」という気持ちからお手伝いしているからです。

つまり、単に自分がミスをして怒られたということだけでなく、自分の想いが届かなかったという辛さも味わうわけです。

子供は親のことが大好きです。その大好きな親の役に立つこと、親が喜んでくれることが何よりも嬉しいのです。

そんな気持ちを込めてお手伝いしていたのに、そして食器を割ろうと思って割ったわけじゃないのに結果的に親を怒らせてしまった。そういうことが辛いのです。

大人だって、自分自身の為にやったことで相手を怒らせる結果になった場合よりも、相手に喜んでもらいたいと思ってやったことが相手を怒らせる結果になってしまった場合のほうが辛いのではないでしょうか。

子供にとって自分の想い(気持ち)が相手に伝わらない、相手に誤解されてしまうということは精神的にかなり辛いことです。

そしてこうした行き場のない想いは、そのまま放置すると不信感や怒りに変わり、そして攻撃性が増します。

つまり「ボクはこんなにあなたの事を想っているのに、どうしてこの気持ちを分かってくれないの」「ボクはそんなつもりでやっていないのにどうして誤解するの」という想いが強くなり、怒りの感情が芽生え、攻撃性につながるわけです。

こうなると子供は親に対して何かと不満をぶつけるようになりますし、親に対して反抗的な態度をとるようになりますから、親からすると腹立たしく感じますし、親の目にはかわいげのない子と映ると思います。しかし実際には、子供は親を攻撃しながら心の中では泣いているのです。

また逆に、自分の気持ちが伝わらないことを悲しみ、自分の殻に閉じこもってしまう子もいます。
こういう子は、「自分なんかいないほうがいいんだ」というように自分の存在を消そうとします。

いずれにしても子供への影響は大きいのです。

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