日々の抄

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 スマトラ島地震が

2004年12月28日(火)     ジャカルタに住む若者への便り 

 ニュース速報によると、地震で大きな犠牲者を出しています。さっそくメールを出しましたが、返信がないので案じています。仕事先に不都合があるかもしれないと思い、以前のアドレスに送信し直しています。

 マグニチュード9越という100年間に何回も起こらない記録的な地震により、多くの国々で犠牲者を出し、日本人の観光客も例外ではありませんでした。震源が約1000キロなどということは想像を絶することです。不明なツアー客については関係の会社が情報を収集しているのでいずれ明らかになるでしょうが、個人的な旅行者は家族からの申し出がない限り、分からないかもしれない。

 今回の地震で多くの犠牲者を出した一因は、国家単位の防災機構の不足のようです。国が貧しければ食べることに精一杯で防災まで負担することはできないのでしょう。1万人を越える犠牲者を出したスリランカなどは国際的な連絡がありさえすれば死なずに済んだ人が多くいたはずです。

 余震が予想されます。十分注意して下さい。まずは、安全であったことを聞きたい。連絡を待ちます。

 (その直後、若者からの返信で無事を確認。
日本からも若者の家族や友人から連絡が多数到着。スマトラ島沖地震はジャカルタには津波の被害は全くなく、プーケットに旅行中の知人のジャカルタ日本人学校の先生も無事なるも、スマトラ出身の大学の友人の安否が気になっている旨の返信あり)

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